転職知識

 看護師資格が使える珍しい求人はコレだ!【全66種】

看護師資格というと病院や診療所での勤務をイメージする人が多いでしょう。しかし、実はそのスキルと知識は、多くの場所で活かすことができます。ここでは、一風変わった看護師資格が使える珍しい求人にスポットを当ててみましょう。

看護師資格が使える珍しい求人で働くための力

珍しい求人で働くためには、普段の看護業務だけではなく、新たなスキルや力が必要となります。以下、看護師として珍しい求人で働くために必要な力をいくつか紹介します。

珍しい求人で働くための力

・指示がなくても決断する力

・コミュニケーション能力

・医療技術以外のスキルを学ぶ意欲

指示がなくても決断する力

珍しい求人で働く場合、一人での役割が増えるため、自身で判断し、行動を起こす必要があります。ここで問われるのは「指示がなくても決断する力」です。

とはいえ、皆さんが想像する医療現場での決断というよりは、計画立案の部分が大多数を占めます。

コミュニケーション能力

珍しい求人では、看護師だけでなく、介護スタッフや施設利用者、その家族とのコミュニケーションが重要となる場合が多いです。そのため、「コミュニケーション能力」が必要となります。

例えばケアハウスでの場合、看護師は利用者の健康状態を把握し、利用者とその家族にケアプランを共有することも求められます。これには、信頼とコミュニケーション能力が必要となります。

また、自分自身の業務やキャリアパスに関する情報を収集するために、職場以外でのコミュニケーションがあった方が良いという側面もあります。

医療技術以外のスキルを学ぶ意欲

珍しい求人では今まで培ってきたノウハウと違う知識が必要になることがあります。また、医療技術以外のスキルを学ぶ意欲も大切です。珍しい求人の職場では、看護師以外の役割を担当することがあります。そのため、「医療技術以外のスキルを学ぶ意欲」が求められます。

これらの「珍しい求人で働くための力」は、次のデメリットを補填するために役に立ちます。

看護師資格が使える珍しい求人で働くデメリットとその対策

それぞれの職場には、もちろんながら様々な特性があります。看護師資格が活かせる珍しい求人も例外ではありません。以下、一部の可能性としてデメリットを挙げてみます。

デメリット1:連携する人がいないので孤独

伝統的な病院の環境と比べて、珍しい求人では職場の人数が少ない場合があります。これは、より自立した作業を求められる一方、コラボレーションやコミュニケーションの機会が少なくなることを意味します。これは、一部の人にとっては孤独感を感じる原因となりうるでしょう。珍しい求人であればあるほど、周囲の共感が少なく、孤独感を感じることもあります。また、一般的な看護職とは異なり、特殊な職種では専門的な研修や資料が必ずしも充実していない場合があります。

→専門的な研修や資料が限られていても、ネットでの情報収集など自己学習の時間を作ることが重要です。

デメリット2:看護スキルが低下する可能性

あまりに特殊な分野で働くと、一般的な看護のスキルが鈍る可能性があります。特に、新しい技術や手法が常に進化している医療業界では、最新の知識を身につけ続けることが望ましいです。ここで難しいのが、一般的な看護職と比べて、特殊な分野でのキャリアパスは必ずしも明確ではありません。そのため、将来的にどのような経験やスキルが求められるかを予測することが難しい場合があります。

→自主的な学習とトレーニングを通じて一般的な看護スキルを保つことが重要です。また、定期的に一般的な看護業務に従事する方法もありです。

→さらに検討している求人について調査し、その分野について知識を深めておくと無難です。また、その業務に従事している人とSNSなどの交流をすると情報が入手しやすいです。

デメリット3:雇用の安定性

珍しい場所での勤務は需要が限定されており、経済状況や業界の変化によって求人の数が大きく変動する可能性があります。

→珍しい職種を選ぶ場合でも、一般的な看護師としての資格や経験を保持しておくことで、必要なときに戻る選択肢を持つことができます。

デメリット4:ワークライフバランス

珍しい求人なので通常の環境とは異なるシフトや働き方を求められることがあります。これによりプライベートや家族との時間に影響を与える可能性があります。

→事前に自分の働き方の優先順位を明確にし、それを雇用主に伝えておくことが重要です。また、遠征するような場合は家族との話し合いで理解を得ておくことがベターです。

以上が、看護師資格が使える珍しい求人で働くデメリットになります。しかし、これらのデメリットが全ての求人に当てはまるわけではありません。また、これらのデメリットも一方で新たな経験や学びの機会となり得ます。

看護師資格が使える珍しい求人で働くメリット

一般的な病院での勤務だけが看護師のキャリアパスではありません。時には、通常の枠を越えて働くことで新たな視点や経験を得ることができます。看護師資格が活かせる珍しい求人の4つのメリットをご案内します。

メリット1.命に関わらない業務が多い

看護師資格を生かせる珍しい求人の一部は、命を左右するような緊急の状況が少ない場所です。これらの職場では、看護師の知識とスキルを活かしながらも、深刻な状況に直面する機会が減るため、精神的なプレッシャーが軽減されます。

メリット2.夜勤は少ない

多くの珍しい求人では、夜勤が少ないまたは必要ない場合があります。これは、プライベートの時間を確保しやすい、また健康を維持しやすいというメリットに繋がります。

メリット3.人間関係のストレスが少ない

伝統的な病院の職場環境は、時には人間関係の複雑さからストレスを感じることもあります。しかし、珍しい求人では、そのような環境から離れ、医療環境とは違う人間関係を構築することができます。

メリット4.看護師以外の経験ができる

珍しい求人には、一般的に考える医療現場とは全く異なる場所で仕事をすることができます。看護師としての経験だけでなく、他のスキルや知識も必要とされる場合がありますが、これは自己成長のための新たなチャンスとなります。

それでは実際に看護師資格が使える珍しい求人を7つの分野に分けて見ていきましょう!

【医療・クリニック】看護師資格が使える珍しい求人5種

クリニック・診療所、介護医療院、訪問看護師、美容クリニック、アートメイク看護師

まずは医療・クリニックの現場で看護師の資格を活かすことができる職種から見ていきましょう。

クリニック・診療所

私たちが一般的に考える看護師の仕事といえば、病院での患者さんのケアがまず思い浮かぶと思います。しかし、クリニックや診療所での勤務は、個別の患者さんとの深い関わりを持つことができ、日々の仕事が充実すると感じることができます。

例えば、小児科のクリニックであれば、小さな子供たちの成長を間近で見守り、保護者の方々との信頼関係を築くことができます。また、皮膚科のクリニックでは、特定の皮膚病に対する専門的な知識を深め、患者さんの生活の質の向上に寄与できます。

介護医療院

介護医療院とは、高齢者や身体が弱っている方が短期間入院し、リハビリテーションや機能訓練を行うことで、退院後の生活の自立を目指す医療機関です。通常、急性期の病院で治療を受けた後、長期的なリハビリテーションが必要な方が介護医療院に移ることが多いです。

介護医療院での看護業務は、患者の健康管理をメインに、リハビリテーションのサポートや生活の自立を支援する役割を果たします。具体的には、食事や排泄の介助、体位交換、衛生管理などの日常生活支援、薬の管理、バイタルチェックなどの医療的なケアが含まれます。

また、リハビリテーションスタッフと連携して、患者の身体機能の回復を目指す役割もあります。これには、患者の健康状態や進歩を評価し、リハビリテーションプランを立てることも含まれます。

訪問看護師

訪問看護師は患者さんのご自宅を訪れ、必要なケアを提供します。病院やクリニックでのケアとはまた違った深い関わり方ができます。

これには、慢性的な病気を抱えている方々や高齢者、身体的な障害を持つ方々への看護ケアが含まれます。訪問看護師は、患者さんの自宅での生活を支え、その独自のライフスタイルを尊重することを大切にします。

美容クリニック

美容クリニックでの勤務も看護師資格を生かす一つの方法です。この職種では、外科的な手術だけでなく、レーザー治療やボトックス注射など、多様な美容医療を提供します。

美容クリニックで働く看護師は、患者さんの見た目を改善するだけでなく、その自尊心や自信を高めることも重要な役割となります。

「美への追求」のプロなので、情報も豊富で自分の美容にも役立ちます。

アートメイク看護師

アートメイク看護師は、癌治療などで眉毛やまつげを失った方々に対し、自然な眉毛やまつげなどを描くための技術を用いる仕事です。少し想像しにくいですが、乳輪乳頭の形成のためのアートメイクもあります。

アートメイク看護師は、患者さんが自分の外見を再び愛することができるよう、美的な視点と共感性を持つことが求められます。絵心や美的センスを活かしたい看護師にはぴったりの職種と言えるでしょう。

以上、医療・クリニックの現場で看護師の資格を活かすことができる職種をいくつかご紹介しました。次に、介護・福祉の分野で看護師の資格を活かす職種を見ていきましょう。

【高齢者・障害者施設】看護師資格が使える珍しい求人12種

介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、小規模多機能型居宅介護施設、サービス付き高齢者向け住宅、ケアハウス、グループホーム、ショートステイ、デイサービス、デイケアセンター、障害者支援施設、訪問入浴

看護師の資格は、介護・福祉の分野でも大いに活かすことができます。それでは、具体的な職種を見ていきましょう。

介護老人保健施設

介護老人保健施設での看護師は、日常生活のケアを担当します。具体的には、高齢者の食事や入浴、排泄の補助、リハビリテーションの支援などです。

このような施設で働く看護師は、老人の方々と深い関係を築く機会が多く、個々のニーズに対応することができます。また、施設での生活を支えるため、栄養士やソーシャルワーカーなど他職種の専門家とも連携を取ることができます。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームでは、高度な医療ケアが必要な高齢者が安心して生活できるよう支援します。ここでは、看護師の専門的なスキルが大いに活かされます。

特別養護老人ホームでの看護師の役割には、医療ケアの提供はもちろんのこと、住民の生活の質の向上を目指すための活動も含まれます。食事や活動、健康管理など、日々の生活全般にわたるサポートなどです。

有料老人ホーム

有料老人ホームでの看護師の仕事は、施設の住民が安全で快適に暮らせるよう、日々の健康管理とケアを行うことです。ここでも、看護師の専門的なスキルと知識が求められます。

また、有料老人ホームでは、利用者の家族とのコミュニケーションも重要になります。家族と連携を取り、住民が健康で満足度の高い生活を送れるようサポートすることが大切です。

小規模多機能型居宅介護施設

小規模多機能型居宅介護施設の看護師は、医療面を担当し、利用者の健康状態を把握し、必要なケアを提供します。主な業務は、健康チェック、服薬管理、病状の観察、緊急時の対応などです。また、家族や他のケアスタッフと連携し、利用者一人ひとりに合わせたケアプランを立案・実行します。利用者の自宅での生活を支える存在として、対話力や思いやりの心も求められます。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅の看護師は、高齢者の健康管理と医療サポートが主な任務です。具体的には、健康状態のモニタリング、薬の管理、病状の観察、緊急時の対応などを行います。また、住民とその家族へのアドバイスやケアスタッフとの連携も重要です。生活の質を維持・向上させるために、一人一人のニーズに対応したケアプランを立案・実行します。

ケアハウス

ケアハウスの看護師は、住民の健康状態の監視とケアが主な業務です。住民の健康管理、医療相談、病状の観察、薬の管理などを行い、必要に応じて医師への連絡や家族への相談も行います。また、スタッフとの協力を通じて、高齢者が安心して生活できる環境を提供することも重要な役割となります。毎日の生活の中での小さな変化も見逃さず、住民一人ひとりの生活の質向上をサポートします。看護師がいることで、利用者は安心して過ごすことができます。

グループホーム

グループホームは、認知症の高齢者が共同生活を送る場所です。

グループホームで働く看護師は、住民の健康状態を維持し、医療的なサポートを提供する役割があります。具体的には、住民の日常生活での健康管理、薬の管理、病状のモニタリング、緊急時の対応を行います。また、他のスタッフと連携し、住民のQOL(生活の質)を向上させるためのケアプランの立案や実施も行います。全体的に、在宅での生活を支えるための看護を提供することで、より良い共同生活が実現します。

ショートステイ

ショートステイは通常数日から数週間を指し、普段介護をしている家族の休息期間や病後のリハビリ期間のための滞在となります。滞在中には高齢者が日常生活の支援やケアを受けます。例えば、病気やケガ、介護者の休暇や疲労回復など、一時的な介護の必要性が発生した際に利用されます。

デイサービス

デイサービスは、日中のみ利用するケアサービスです。デイサービスでの看護師は、高齢者が安全に日常生活を送るための支援をします。健康状態の確認や病状管理、必要な医療処置の提供を行い、また日々の健康相談にも応じます。一方で、適切な運動プログラムや栄養管理のアドバイスを提供し、利用者の生活の質を高めることも重要な役割です。

デイケアセンター

デイケアセンターでは、身体機能の維持や改善を目指します。看護師が医療面でのケアを行うことで、利用者の日常生活を支えます。

デイサービスとデイケアセンターの違い
デイサービスは利用者が自宅で自立した生活を維持できるように、日常生活の介護を重視してサポートを提供します。一方で、デイケアは身体機能の回復、日常生活の再建、認知機能の改善を目指し、リハビリなどの医療的なケアに特化してサービスを展開します。

障害者支援施設

障害者支援施設の看護師は、障害者の日々の健康管理と生活支援を担当します。身体状態の観察、医療処置、健康相談などの対応、必要に応じた医療機関との連携などが主な業務です。利用者一人ひとりの健康状態を理解し、その人が安心して生活できるようにサポートします。また、障害がある方が自立した生活を送るための援助も行います。

障害者支援施設とは
障害者支援施設は、介護や援助を必要とし自宅での生活が困難な障害者向けの入所施設です。対象は知的、発達、身体障害者等で、施設は生活介護や自立訓練を提供します。入所者の障害の種類により施設の特色が異なります。

訪問入浴介護

訪問入浴では、看護師が直接利用者の家を訪れ、入浴のサポートを行います。身体の状態を確認しながらケアを行うため、看護師の専門性が求められます。

訪問入浴介護とは
訪問入浴介護は、自宅で入浴が困難な要介護者に対し、専門事業者が浴槽を運び、介護を提供するサービスです。通常、介護職員2名と看護師1名が参加し、入浴前後に健康チェックを行います。

これらの施設で働く看護師は、自分の専門的なスキルを活かしながら、高齢者や障害者の生活を支え、その質を高める貴重な役割を果たします。

次に、企業で看護師の資格を活かす職種を見ていきましょう。

【企業看護師】看護師資格が使える珍しい求人8種

CRC(治験コーディネーター)・CRA(治験開発モニター)、産業看護師(企業の保健室)、フィールドナース(企業看護師)、クリニカルナース・クリニカルスペシャリスト、患者サポートプログラムナース、ナースエデュケーター・クリニカルエデュケーター、MR、医療機器メーカー、コールセンター

看護師の資格は、企業での職務でも非常に有用です。それでは、具体的な職種を見ていきましょう。

CRC(治験コーディネーター)・CRA(治験開発モニター)

CRC(治験コーディネーター)やCRA(治験開発モニター)は、新薬の開発に携わる職種です。治験の計画、実施、モニタリング、データの分析といった一連の流れに関わります。

看護師の経験と知識は、臨床試験の適切な実施に非常に役立ちます。患者さんのケア経験が、新薬開発の現場で大いに活きるでしょう。

産業看護師(企業の保健室)

企業の保健室で働く産業看護師は、社員の健康を支える重要な役割を果たします。これには、健康診断の実施、怪我や病気の初期対応、健康相談、ストレスケアなどが含まれます。

企業の保健室で働くことで、看護師としての専門性を活かしながら、社員の健康を守る役割を果たせます。また、企業の規模によっては、保健管理全般を一手に引き受けることもあります。

フィールドナース・クリニカルナース・クリニカルスペシャリスト

フィールドナースは、病院や医療機関ではなく一般企業で働く看護師です。主に医療機器メーカーで活躍し、営業や営業補佐、アシスタント業務が主な業務になります。看護師の資格と実際の臨床経験を活用し、医師や他の看護師に対して製品の特性を説明したり、デモンストレーションを行ったり、製品の導入とその後のフォローを担当します。夜勤がなく週休2日制が一般的なので、個人の時間を確保しやすいです。しかし、営業職特有のストレスやプレッシャーが伴います。とはいえ、病院以外で働きたい人にはピッタリです。

患者サポートプログラムナース

患者サポートプログラムナースは、患者さんが自身の病状を理解し、治療計画を遵守することをサポートします。患者さんが自身の健康を管理する能力を高めることが、この職種の目標です。

これらのプログラムでは、患者さんに病状や治療方法についての教育を提供するとともに、必要なケアを受けられるように支援します。

ナースエデュケーター・クリニカルエデュケーター

ナースエデュケーターやクリニカルエデュケーターは、看護師や他の医療従事者に対して、最新の看護知識や技術を教える職種です。

これらの職種では、教育計画の立案、教材の開発、講義や実技トレーニングの実施などが求められます。また、教育の成果を評価し、必要に応じて教育計画を改善することも重要な役割となります。

これらの職種で働く看護師は、自身の知識と経験を活かしながら、医療従事者のスキルアップをサポートします。これは、医療の質を高めるために欠かせない役割です。

MR

医薬品情報提供者、通称MR(Medical Representative)という職種も、看護師資格を活かすことができます。MRは、医薬品メーカーから医師への情報提供を行います。

この仕事では、最新の医薬品情報を医師に提供し、その使用を促す役割を担います。看護師としての知識と経験は、医師とのコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を築くために有用です。

医療機器メーカー(開発)

看護師は、医療機器メーカーでも活躍の場を見つけることができます。製品開発やその製品に対する研修などで活躍することが可能です。

看護師としての経験と知識は、新たな医療機器の開発や、医療従事者に対する製品の利用方法の説明などに配慮が効きやすく、多岐にわたる業務に活かすことができます。

コールセンター

看護師の知識とスキルは、医療系コールセンターでも活かされます。看護師は、医療相談や情報提供、健康相談など、電話やインターネットを通じて患者や一般の方からの問い合わせに対応します。

看護師資格を持つことで、適切かつ具体的なアドバイスを提供し、患者や相談者を安心させることができます。

【情報発信】看護師資格が使える珍しい求人7種

看護師YouTuber、看護師インスタグラマー、看護師ブロガー、看護師ライター、リモートナース、プライベートナース、フリーランス看護師、メタナース

次に、情報発信系で看護師資格が生かせる珍しい求人についてご紹介します。情報発信力は現代社会において重要であり、看護師の知識と経験を活かした情報発信は社会に大きな影響を及ぼします。

看護師YouTuber

動画の情報配信として看護師YouTuberが挙げられます。YouTubeは世界中の人々が情報を得るための重要なメディアとなりました。看護師としての経験や知識を活かして、医療や健康に関する情報を発信することは社会貢献にもつながります。特に、医療に関する誤解を解く、予防医学の普及、看護学生やこれから看護師を目指す人への情報提供など、幅広いテーマで活動が可能です。

看護師インスタグラマー

次に、看護師インスタグラマーも視野に入れてみます。インスタグラムは、写真や短い動画を通じて情報を伝えるSNSで、多くの人々が利用しています。日常の看護業務の様子、健康情報、医療現場のリアルな声を伝えることで、多くのフォロワーに影響を与えることができます。

看護師ブロガー

看護師ブロガーも、自身の経験や知識を生かして情報発信を行う方法の一つです。自分の得意分野や興味のあるテーマを選び、記事を書くことで多くの人に影響を与えることが可能です。例えば、看護学生や新人看護師へのアドバイス、特定の疾患についての知識の深堀りなど、自分の得意領域を活かすことができます。

看護師ライター

看護師ライターは、看護師の経験や知識を活かして記事や書籍を執筆する職種です。医療記事のライティングや、看護学生向けのテキスト作成など、幅広い分野で活動が可能です。クラウドソーシングでライター募集を見つけることができます。

リモートナース

リモートナースは遠隔医療(テレヘルスやテレメディシン)で働く看護師のことです。

電話やインターネットを通じて患者やその家族からの相談に対応する職種です。遠隔地からでも看護の専門知識を活かし、患者さんやその家族のサポートができます。

サポート内容は、患者の健康状態を監視し、医師と患者の間のコミュニケーションだったり、患者の自己管理を助け、遠隔での医療指導を行います。

プライベートナース

プライベートナースは、個々の患者や家族に対して直接ケアを提供する職種です。自宅や旅行先など、患者の生活環境に合わせた看護を行います。自由な時間管理や個々の患者に対する深い関わりが魅力です。

フリーランス看護師

フリーランスの看護師も存在します。自分のスキルや経験、ライフスタイルに合わせた仕事を選ぶことができます。さまざまな職場で働くことで、さらに広い視野と経験を得ることができます。

メタナース

メタナースは、看護業務を直接行うのではなく、看護に関するデータ分析や業務改善、教育、研究などに携わる職種です。看護師の専門知識とデータ分析能力を活かし、医療業界全体の改善に寄与します。

【学校】看護師資格が使える珍しい求人5種

乳児院・児童養護施設、放課後等デイサービス、保健センター、幼稚園・保育園、保健室(小学校、中学校、高校、大学)、養護学校

次に、学校で看護師資格が活かせる珍しい求人をご紹介します。子供たちの健康管理や教育に直接関わることができるため、子供が好きな方には特におすすめです。

乳児院・児童養護施設

乳児院や児童養護施設では、児童の健康管理や医療的なケアが必要です。看護師資格を持つことで、子供たちの健康状態を的確に把握し、必要なケアを提供することができます。心豊かに成長する子供たちのサポートを行うことができます。

放課後等デイサービス

放課後等デイサービスは、学校帰りの子供たちが過ごす場所です。その場で看護師がいることで、子供たちの健康管理に役立ちます。また、子供たちの健康教育や怪我の応急処置など、看護師としてのスキルが活かせます。

保健センター

保健センターでは、地域の健康支援を行います。特に、子供や若者の健康教育や相談対応が主な業務となります。看護師資格を活かして、地域の健康増進に貢献することができます。

幼稚園・保育園

幼稚園や保育園では、子供たちの健康管理や怪我の対応が求められます。看護師資格を持つことで、子供たちの健康状態を適切に把握し、必要なケアを提供することができます。

保健室(小学校、中学校、高校、大学)

小学校から大学までの教育機関の保健室でも、看護師のスキルが必要とされます。生徒や学生の健康管理、病気や怪我の対応、健康教育などが主な業務です。教育現場で看護師として活躍できる憧れの職場ですね。

【フィールド・派遣】看護師資格が使える珍しい求人18種

ツアーナース、ナースキャスト、スポーツ看護師、テーマパーク、イベントナース、トラベルナース・リゾートナース、ホテルの医務室・救護室、離島応援ナース、フライトナース、エアポートナース、シップナース(豪華客船)エスコートナース、アテンダントナース、災害支援ナース、酸素ステーション、ワクチン集団接種、カウンセリングナース、プライベートナース、フリーランス看護師

次に、フィールド系で看護師資格が活かせる求人をご紹介します。通常の病院や診療所とは一線を画した環境で、看護の力が求められる場所です。

ツアーナースナースキャスト

ツアーナースキャストとは、旅行中のケガや体調不良に対応する看護師のことです。旅先での急な体調変化に、医療的な視点から対応することで、安心して旅を楽しんでいただくことができます。旅行が好きな看護師には、まさに夢のような職場です。

スポーツ看護師

スポーツ看護師は、スポーツ選手の健康管理や故障対策に携わります。専門的なスキルが求められますが、スポーツが好きな看護師にとっては、やりがいのある仕事です。選手の健康を支えることで、勝利に貢献することも可能です。

テーマパーク

テーマパーク看護師は、テーマパークで訪問者やスタッフの医療ニーズを対応する役割を果たします。怪我や病気、熱中症などの対処、緊急医療対応が求められます。一般的な看護師同様に医療知識と技術が必要で、多様な緊急事態に迅速に大人数をトリアージできる訓練も必要です。

イベントナース

イベントナースは、コンサート、スポーツイベント、フェスティバルなどの大規模なイベントで緊急医療ケアを提供します。その役割は、怪我や病気の処理、緊急医療対応となります。一般的な看護師と同様に医療知識と技術が必要ですが、一方で大規模イベントにおける緊急事態管理の経験と、多様な状況に迅速に対応する能力も求められます。

テーマパークの看護師と内容は似ています。

トラベルナース・リゾートナース

トラベルナースやリゾートナースは、旅行先やリゾート地での看護師業務を行います。地域によっては、医療施設が遠いため、看護師の存在が一層重要となります。

ホテルの医務室・救護室

ホテルの医務室や救護室で、宿泊客の急な体調変化に対応します。観光地やリゾート地でのホテルでは、看護師の存在が一層重要となります。最近ではコロナによるホテル療養で需要が一気に高まりました。

離島応援ナース

離島では、医療人材が不足している場合が多いです。そこで、離島応援ナースとして活動することで、地域医療に貢献します。

フライトナース

フライトナースは、航空機内で緊急医療ケアを提供する看護師です。主にエアアンビュランス(傷病者輸送)で働き、重症の患者を移送する際に必要なケアを提供します。この役割は高度な医療知識と技術を必要とし、特に緊急医療、集中治療、救命処置に関する経験が求められます。また、航空機内の独特な環境に対応するために特別な訓練が必要となります。

エアポートナース

エアポートナースは、空港内の診療所で働きます。国際線を利用する乗客の健康管理や急病対応などが主な業務となります。

シップナース(豪華客船)・エスコートナース

シップナースは、クルーズ船や貨物船などの海上輸送手段で働く看護師です。船内での医療ケアを提供し、乗客や乗組員の健康を管理します。怪我や病気の治療、緊急医療対応、予防医療と健康教育を含みます。また、遠洋航海の際には限られたリソースで対応する能力と、海上の特殊な環境で働くための特別な訓練が求められます。また、エスコートナースとして、ツアー参加者の健康管理を行うこともあります。

アテンダントナース

アテンダントナースは、旅行に参加している人々の健康面をサポートする役割を果たします。個人旅行やツアー旅行、学校の修学旅行などに同行し、体調を崩す人がいなければ看護師としての出番もなく、純粋に旅行を楽しむことができます。しかし、医師の指示を仰ぐことができない状況で、応急処置でいいのか病院に搬送した方がいいのかを的確に判断しなければならない、責任の重い仕事でもあります。また、勤務時間は早朝から深夜までと長く、場合によっては24時間体制になることもあります。

災害支援ナース

災害支援ナースは、災害時の医療対応を担当します。災害支援ナースとして登録し直接的な支援活動に参加することができます。災害派遣医療チーム(DMAT)が設置されている病院や日本赤十字病院などの医療機関で働くことが可能です。さらに、大学や大学院で教職に就くことで、災害看護の教育に携わることもできます​。

酸素ステーション

酸素ステーションの看護師は、酸素療法を行う患者の支援を行います。酸素濃縮器の管理、酸素飽和度のモニタリング、適切な酸素量の確認などを担当します。また、患者の状態の変化に注意し、必要に応じて酸素療法を調整します。患者に対する教育も重要な役割の一つで、酸素療法の理解と正確な使用を助けます。

特にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの疾患を持つ患者の場合、酸素療法は繊細な治療であるため、看護師の深い知識と信頼性が求められます。

ワクチン集団接種

ワクチンの接種を行い、接種者の健康状態を確認します。具体的には、ワクチンを適切に混合し、注射器に充填し、接種者に注射します。また、接種後に副反応がないかを観察し、必要ならば初期対応を行います。これらの活動は、公衆衛生の向上と感染症の予防に重要な役割を果たしています。

カウンセリングナース

カウンセリングナースの主な業務は、患者やその家族に対する心理的サポートとカウンセリングの提供です。具体的には、患者の心理的な困難やストレスを理解し、適切な心理的支援を提供します。また、心理療法やリラクゼーション技法の指導、リソースやサポートグループへの紹介なども行います。これらの活動は、患者の心理的な健康と生活の質の向上に貢献しています。

プライベートナース

プライベートナースは、個々の患者さんのケアを担当します。特に在宅ケアでは、看護師の存在が一層重要となります。

プライベートナースは、一人の患者に対してパーソナライズ(個人に合わせて変更)されたケアを提供する看護師です。通常、患者の自宅や特定の施設で働き、患者の日常的な医療ニーズを管理します。その役割は、健康状態のモニタリング、薬の管理、治療の助け、健康教育、そして必要に応じて緊急医療を提供することを含みます。プライベートナースは一般的には長期的なケアが必要な高齢者、障害者、慢性疾患を持つ人々、または回復期の人々にサービスを提供します。

フリーランス看護師

フリーランスの看護師は、自分のスケジュールに合わせて仕事を選べます。自由な働き方を求める看護師には、おすすめの仕事です。フリーランスは個人でスキルを活用し仕事を請け負う働き方で、所属組織と並行する副業も可能です。副業を行う人も広義ではフリーランスとされます。

【自治体】看護師資格が使える珍しい求人11種

保健所・保健センター、地域包括支援センター、健診・人間ドック、献血ルーム、運転免許センター、厚生労働省、看護系技官、空港・港湾の検疫官、自衛隊看護師、刑務所の看護師、看護学校の教授・教員・講師

最後に、自治体で看護師資格が活かせる求人をご紹介します。地域の健康増進に直接関わることができるため、社会貢献を感じながら働きたい方におすすめです。

保健所・保健センター

保健所や保健センターでは、地域の健康支援を行います。具体的には、生活習慣病の予防や健康生活の推進、予防接種の実施、妊娠や出産、子育ての支援、高齢者の健康維持、感染症の予防と早期発見、精神的な問題を抱える人々の支援などを行います。

地域包括支援センター

地域包括支援センターでは、地域住民の健康や生活支援を行います。看護師の視点から、適切なアドバイスやケアを提供します。

地域包括支援センターとは?
地域包括支援センターは、高齢者がその地域で自立した生活を送るための支援を提供する日本の公的機関です。ケアプランの作成、在宅ケアの支援、各種相談窓口の提供など、高齢者とその家族への多面的なサポートを行います。

健診・人間ドック

健診や人間ドックでは、疾患の早期発見や予防に取り組みます。看護師の視点から、適切なアドバイスやケアを提供します。

患者の健康状態を評価し、適切な検査を実施する役割を担います。また、各種検査の進行管理、検査結果に基づいたケアプランの作成、そして患者教育や心理的サポートも提供します。

献血ルーム

献血ルームでは、献血者の健康状態を確認し、献血の対応を行います。看護師の専門的なスキルが必要とされます。献血者の健康評価、適切な献血手順の説明、献血の監視、そして事後のケアを含みます。献血者の安全と快適さを確保するため、看護師は献血者の体調や潜在的なリスクを評価し、適切な対応を提供します。また、献血者に感謝の意を示し、必要なら次回の献血を促す役割も担っています。

運転免許センター

運転免許センターでは、免許更新時の健康診断を担当します。運転に適した健康状態か確認することで、交通事故の予防に寄与します。視力検査や聴力検査などの健康チェックを行い、ドライバーに対する健康相談を提供する役割があります。具体的な業務内容は、センターにより異なることもあります。

厚生労働省

厚生労働省で働く看護師は、医療政策の推進、健康教育の提供、公衆衛生活動の監督、災害対策の支援などに関与します。また、一部の看護師は、省内の各部署で、特定の医療や看護に関連する課題に対処するための専門知識を提供する役割も果たしています。ただし、具体的な業務内容は、配属された部署や役職により異なります。

看護系技官

看護系技官は、公務員として働く看護師のことです。特に、災害時の医療対応など、看護師の専門的なスキルが求められます。業務内容は一般的な看護師と同様のケースがほとんどです。

空港・港湾の検疫官

空港や港湾の検疫官は、入国者の健康状態を確認し、感染症の国内拡大を防ぐ重要な役割を果たします。

検疫所での看護師の業務は、旅行者やクルーが健康に関する問題を持っていないかを確認することです。具体的には、様々な感染症のスクリーニング、ワクチン接種の提供、初期医療対応、そして必要ならば緊急医療サービスへの紹介を行います。検疫業務を通じて、公衆衛生と国際的な健康安全を保つ役割を果たしています。

自衛隊看護師

自衛隊看護師は、隊員の健康管理や、災害派遣時の医療対応を担当します。国の安全を守るための看護師の役割は、非常に大きいです。

一般的な看護業務を行うだけでなく、負傷者や病気の人々への応急処置、治療、リハビリテーションなどを提供します。また、自衛隊看護師は緊急時の医療チームの一部として活動し、災害対策や人道的任務にも参加します。

刑務所の看護師

刑務所の看護師は、受刑者の健康管理と医療ケアを行います。具体的には、日常的な健康チェック、急病や怪我の初期対応、医療施設への付き添いなどを行います。また、看護師は医療スタッフと連携し、受刑者の健康状態を適切に管理し、必要に応じて医療行為を実施します。その活動は、刑務所内の公衆衛生を維持するための重要な役割を果たしています。

看護学校の教授・教員・講師

看護学校の教授や教員、講師は、次世代の看護師を育てます。自分の経験や知識を後進に伝えることで、看護師の質を高めることができます。看護の理論や技術を教え、クリニカルスキルの実習を監督し、学生の研究を指導します。また、教員自身が研究を行い、看護学の発展に貢献することも期待されます。これらの活動を通じて、彼らは次世代の看護師の育成に寄与しています。

いかがだったでしょうか?以上が、看護師資格が使える珍しい求人の一部です。知らない業務もいくつかあったかと思われます。看護師は自分の興味やスキルに合わせて、さまざまな職場で活躍することが可能です。珍しいとはいえ、誰かが間ならずその業務を行なっています。そこにはあなたに合った職場があるかもしれません。

看護師資格が使える珍しい求人を見つける方法

身の回りの人に聞く

あなたのネットワークを活用してみましょう。看護師の資格を持つ人々は多く、その中には珍しい求人の情報を持つ人もいるかもしれません。

とりあえず派遣看護師になる(転職サイト)

派遣看護師として働くことで、様々な職場の経験が得られます。転職サイトを活用して、あなたに合った職場を見つけることができます。

転職エージェントを利用する

転職エージェントでは、あなたのスキルや経験、希望条件に合った仕事を見つけるのに役立ちます。特に、看護師の資格を活かせる珍しい求人を見つけるためには、以下のような手順を踏むことが一般的です。

step
1
転職エージェントの選択

まず、看護師専門の転職エージェントを探します。専門性を持つエージェントは、看護の分野に関する深い理解と豊富なネットワークを持っています。

※ 美容クリニックに強い転職エージェントTOP3

→ どれも最大手です。特に上位2社は求人数が圧倒的。ナース人材バンクとマイナビ看護は珍しい求人に強いです。

step
2
カウンセリング

次に、エージェントとのカウンセリングを行います。ここであなたの経歴、スキル、希望条件(勤務地、勤務時間、給与など)を伝えます。また、「珍しい求人」について具体的な希望があれば、それも伝えましょう。

step
3
求人情報の提供

エージェントは、あなたの希望条件に合った求人情報を提供します。通常の求人情報サイトでは公開されていない、エージェントだけが知り得る情報もあります。

step
4
応募支援

応募する求人が決まったら、エージェントは履歴書の作成支援や面接対策などを行います。また、応募書類の送付や面接の日程調整などの手続きもサポートします。

転職が成功した後も、エージェントはあなたの新しい職場での適応状況をフォローし、必要に応じてアドバイスを提供します。

転職エージェントを利用することで、一般的な求人サイトだけでは見つけにくい、看護師資格を活かす珍しい求人を見つけることが可能になります。

以上が、看護師資格が使える珍しい求人で働くメリットとその見つけ方になります。伝統的な病院の看護師職から一歩踏み出して、新たな可能性を探ってみませんか。あなたのスキルと経験が、新たなフィールドで大いに活きることでしょう。

-転職知識